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「生ゴミリサイクル(コンポスト)」 とは

読み:
なまごみりさいくる

野菜くずや残飯などの食品廃棄物(生ごみ)を堆肥に変えて活用すること。一般家庭から発生する生ごみは、多くの場所から少しずつ排出され組成も複雑であるため全体の約5%しかリサイクルされていない。家庭から出た生ごみのリサイクルを進めるためには、出た場所やその近くで減量、堆肥化して地域内で活用するのが最善の方法だ。家庭やマンションなどの集合住宅、学校などで生ごみを堆肥化するのに使う生ごみ処理機や容器のことをコンポスト、またはコンポスターと呼ぶ。コンポストは従来、悪臭が発生しやすいことなどもあって敬遠されていたが、最近は悪臭・防虫対策が施されたものや室内に置くことのできるタイプが販売され、自治体による補助などもあって普及しつつある。

一方、食品産業で発生する生ごみについても、2007年に食品リサイクル法が改正されたことでリサイクルが進むことが予想されている。改正法は、生ごみなどの食品廃棄物を年間100t以上排出する食品メーカーや外食産業、流通業者などに、その削減や飼・肥料化などのリサイクルを義務付け、発生量が年間100t以上の多量発生事業者には定期報告を求める。また、フランチャイズチェーンを営む事業者については、その加盟店も一体とみなして勧告制度の対象としている。近年、生ごみや木くずなどの有機性資源(バイオマス)を熱や電気に転換するバイオマスエネルギー利用が、地球温暖化対策として注目されている。

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