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「生ごみ処理機」 とは

読み:
なまごみしょりき

食品残さなどの生ごみを減容処理・リサイクルする機器で、業務用と家庭用がある。生ごみ処理機のうち、機器に投入した生ごみなどの有機系廃棄物をかく拌・加熱・発酵して堆肥にするものでは、発酵・分解促進のためにさまざまな土壌抽出菌などを利用する。これは、発酵熱を利用するため、乾燥型に比べて電力消費は少なくてすむが、菌床材を定期的に交換することが必要となる。同じく微生物を利用して生ごみを水と炭酸ガスに分解する減容機もあり、これらを合わせて微生物分解型という。

生ごみを脱水、加熱・蒸発して減容する乾燥型では、残さを土と混ぜることで堆肥として利用できる。また、空気遮断状態下で生ごみを間接加熱して炭化により減容化する炭化型や、送風乾燥をしてから微生物処理を行うハイブリッド式と呼ばれる処理機もある。どのタイプでも、基本的には臭気対策が必要となる。一般家庭から排出される可燃ごみの半分を占めるといわれる生ごみの減量化・資源化を推進するため、生ごみ処理機の購入に補助金を交付している自治体も増えており、2009年4月に実施された調査で「助成金制度がある」と回答した自治体は1179に上った。

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