微生物とは、人間の目では見えない大きさの生物の総称で、ウィルス、細菌(バクテリア)、酵母、カビ、さらには藻類の一部なども含まれる。地球上のほとんどどこにでも存在し、1gの土の中には10億もの微生物がすんでいるといわれる。微生物には、O-157のような病原性大腸菌など人間に悪い影響を与えるものもいるが、ヨーグルトや酒などの発酵食品を作るなど有用なものも多い。また地中にいる微生物は、落ち葉や動物の死骸を分解して土に還し、自然の物質循環で重要な役割を果たす存在である。
カビはどんな微生物で、私たちの生活とどんな関係があるのだろう?
土壌汚染や地下水汚染などを、微生物を利用して浄化するバイオレメディエーションとは?