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「世界水発展報告書」 とは

読み:
せかいみずはってんほうこくしょ

世界の水資源が直面する状況と必要な対応などを全体的に紹介した報告書。第1版の「Water for People, Water for Life(人類のための水、生命のための水)」は、国連環境計画や国連人間居住委員会など23の国連機関と国連条約事務局が作成し、2003年3月の「第3回世界水フォーラム」で発表された。「生命と福祉」と「管理上の課題」を2大テーマとし、11の課題について現状と解決策などを紹介している。世界水フォーラムは、3年に1度、3月22日の「世界水の日」に合わせて、世界の重大な水問題を討議するために開催されている。その後、2006年の「第4回世界水フォーラム」では、第2版となる「Water, a shared responsibility」が発表された。24の国連機関により作成され、世界の水の状況を再評価している。その中で水問題改善のために必要なこととして、1) よりよいガバナンス(統治)や外部資金の投入、2) 資金的透明性を高めること、3) 社会全体が変化に対応することなどをあげている。また、2009年にイスタンブールで開催される「第5回世界水フォーラム」では、第3版の「Water in a Changing World」が発表されることになっている。第3版では、1) 気候変動、2) 水とインフラ、3) バイオ燃料、4) 生物多様性など、さまざまなテーマが取り上げられる予定で、テクニカルアドバイザリーグループや、7つの専門家グループなどの場で作成作業が進められている。

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