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「森林管理」 とは

読み:
しんりんかんり
英名:
Forest Management

森林がもつ多様な機能と価値を維持し、活かしていくために必要な管理を行うこと。森林は、水源かん養、災害防止、生物多様性の確保、林産物の生産、二酸化炭素(CO2)の吸収、木材などエネルギ−源の供給、レクリエーション・森林セラピー環境教育の場などさまざまな機能を有する。しかし、森林の造成には長い期間がかかり、森林伐採や開発が無秩序に行われれば、森林破壊が進んで山崩れや土石流など災害の原因となる。

森林の機能を充分に活かしていくには、計画的な管理や林業生産活動を継続的に行っていくことが必要だ。長期的視野に立った計画的な森林管理を行うため、森林法に基づく「森林計画制度」が設けられている。森林計画制度は、国及び地方自治体における森林の取扱をルール化するとともに、持続的な森林経営を実現していくために、市町村森林整備計画を地域の森林づくりのマスタープランとして位置づけている。

森林計画制度は、森林の施業と保護に関する「森林経営計画」を、5年を1期として定めることとしている。このほかに、無届伐採があった際の行政命令発動、要間伐森林の施業代行、森林施業に必要な土地使用権の設定、新たに森林所有者となった場合の届出などについて定めている。一方、非営利の国際組織である「森林管理協議会」(FSC)は、適正に管理された森林を認証し、そこで生産、製造された木材製品に認証マークを付けて流通させる「森林認証制度」を行っている。

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