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「モントリオール議定書」 とは

読み:
もんとりおーるぎていしょ
英名:
The Montreal Protocol on Substances That Deplete the Ozone Layer

成層圏でオゾン層破壊を引き起こすフロンガスの生産・使用を規制するために、主な物質の削減スケジュールなどを定めた国際的な取り決め。オゾン層保護の国際的な枠組みとして1985年に採択された「オゾン層の保護のためのウィーン条約(ウィーン条約)」に基づき、1987年に採択された。本議定書の締約国会議は毎年開かれており、数年おきに規制強化が図られている。1992年に開催された本議定書の第4回締約国会議でクロロフルオロカーボン(CFC)をはじめとするオゾン層破壊物質が特定フロンに指定され、1996年以降、先進国における生産や使用が全廃された。

その後、オゾン層を破壊しないハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)などの代替フロンが使用されるようになったが、強力な温室効果ガスであることがわかり、2007年の第19回締約国会合でHCFCの削減スケジュールが前倒しされた。また、2009年11月にエジプトで開かれた第21回締約国会合では、やはり温室効果ガスであるハイドロフルオロカーボン(HFC)の使用制限に関する議論が行われた。今後の課題として、特定フロンであるCFCの開発途上国における2010年全廃を確認することや、HCFCの削減を確実に進めていくことなどがあげられる。

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