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「温室効果」 とは

読み:
おんしつこうか
英名:
Greenhouse Effect

太陽光で暖められた地表から地球の外へ向かう赤外線が、大気に熱として蓄積され、再び地表付近の大気を暖める現象。地球の大気を通過した太陽光線は、まず地表を暖める。そして、熱を吸収した地表から大気中に放射された赤外線は、大気中の二酸化炭素(CO2)やメタンなどの温室効果ガスに吸収され、地球を温室のように暖める。このように、大気がまるで温室を覆うビニールやガラスと同じような役割を果たすことからこう呼ばれる。

温室効果によって、現在の地球表面温度は平均で約14度前後に保たれている。温室効果をもたらすガスには、CO2やメタン、フロンなど50以上の種類がある。しかし、産業革命以降、人間の生活や産業活動によって、温室効果ガスの排出が著しく増えた。このため、地球温暖化が進行して気候変動をもたらし、自然生態系や人間社会に大きな影響を与えていることが確認されている。大気中の温室効果ガス濃度を安定化させるため、国連は1992年に気候変動枠組条約を採択し、対策を進めている。

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