環境に配慮して自動車を運転すること。日本の二酸化炭素(CO2)排出量のうち、運輸部門からのものは約17%を占める。このうち約86%が自動車からの排出であるだけに、運転者がエコドライブを実践することは、地球温暖化や大気汚染の防止につながる。エコドライブを普及させるため、警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省で構成するエコドライブ普及連絡会は、「エコドライブ10のすすめ」を制定している。
それによると、「ふんわりアクセル『eスタート』」、「加減速の少ない運転」、「早めのアクセルオフ」、「適切なエアコン使用」、「アイドリングストップ」、「渋滞の回避」、「タイヤの空気圧点検」、「不要な荷物をおろす」、「駐車場所の配慮」、「マイカーの燃費を把握」の10点を実践することが有効だ。同連絡会は、11月を「エコドライブ推進月間」として普及と推進を図っている。
エコドライブを行う人のことを、エコドライバーという。環境省は、2013年12月から「エコドライバープロジェクト」を実施し、エコドライバーを目指そうと運転者に呼びかけている。同プロジェクトには、日本自動車工業会や全日本トラック協会など、多くの関係団体や企業が賛同を表明している。