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3連休は季節外れの暑さ続く 夏日地点は更に増加 寒暖差15℃以上の所も 服装注意

  • 2023年11月2日
  • tenki.jp

3連休初日となるあす3日文化の日は、北海道や東北では雷雨に注意が必要です。関東から西は晴れる所が多く、日中は11月とは思えない季節外れの暑さが続きます。夏日地点はきょう2日よりも増え、30℃に迫る所も。日中は暑くても、朝晩はヒンヤリ。羽織るものや長袖で調節を。

きょう2日 11月として記録的な暑さが続出

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きょう2日(木)は、広い範囲で晴れて、最高気温は、九州から東北にかけて平年を大幅に上回りました。

最高気温は、高知県四万十市西土佐で29.7℃と30℃に迫る暑さになったほか、山口県岩国市の広瀬で29.1℃、山口市で28.1℃まで上がりました。
11月に本州で最高気温29℃以上を観測したのはきょう2日(木)で過去4回目となり、記録的な高温となりました。

福岡市、熊本市、大分市、宮崎市、鹿児島市、広島市、鳥取市、岡山市、高松市、和歌山市、京都市、富山市、名古屋市、岐阜市、津市、熊谷市、千葉市、館山市、前橋市などでも夏日となりました。きのう1日(水)の夏日地点数は90地点でしたが、きょう2日(木)は250地点を超え、一気に増えました。

東京都心は24.9℃、大阪市24.7℃まで上がり、夏日一歩手前の気温でした。

季節外れの暖かさの理由 上空には9月並みの暖気流入

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あす3日(金)にかけて、上空にはさらに暖かい空気が流れ込む見込みです。夏日地点はさらに増え、11月とは思えないような暑さの記録が続出するでしょう。

上空1500メートル付近の暖気の予想図を見ると、プラス12℃以上の9月並みの暖かな空気が、あす3日(金)文化の日には、九州から東北北部までを広く覆う見込みです。

暖気の流れ込みには強弱がありますが、3連休明けの6日(月)も、プラス12℃以上の暖気が一部北海道にかかるほど北まで流れ込むでしょう。

3連休 北海道や東北は前線南下で雷雨も 暴風にも警戒を

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3連休は、晴れの天気が続く所が多いでしょう。
ただ、北日本を寒冷前線が南下するため、3連休初日のあす3日(金)は北海道で、4日(土)にかけては、東北北部や新潟県でザっと雨が強まる見込みです。落雷や竜巻などの突風などにもご注意ください。

また、北海道の日本海側北部では、あす3日朝から昼過ぎにかけて、南または南西の風が非常に強く吹くでしょう。天気の急変に注意するとともに、暴風にも警戒してください。

<風の予想>
3日に予想される最大風速(最大瞬間風速)南または南西の風
日本海側北部陸上 20メートル(35メートル)
日本海側北部海上 20メートル(30メートル)

また、前線が南下したあとは、北から寒気が流れ込むため、北海道や東北北部では4日(土)は気温が一気に下がる見込みです。札幌市ではたった一日で最高気温が10℃以上も変わるでしょう。気温の変化にご注意ください。

11月なのに連日夏日予想 3連休も季節外れの暑さに注意

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関東から西は晴れて、季節外れの暑さも続くでしょう。
あす3日(金)文化の日からの3連休は、九州から東北にかけて、最高気温が25℃以上の夏日が続出しそうです。

福岡市や名古屋市では5日(日)まで夏日が続き、東京都心もあす3日(金)、4日(土)と連続して夏日となる可能性があります。11月に都心で連続で夏日となれば統計開始以来、初めてのことです。
名古屋市で11月に連日の夏日になると、126年ぶりで、3日連続だと統計開始以来初めてのことになります。大阪市でもあす3日(金)から4日連続で夏日となる可能性があり、11月に連日の夏日となれば34年ぶりです。

北陸や山陰など日本海側はフェーン現象も加わり、鳥取市や富山市であす3日(金)は、28℃の予想です。

連休明け6日(月)も季節外れの暑さが続くでしょう。11月だからと油断せず、昼間は涼しい服装を心がけたり、車の中はエアコンなどで涼しくするなどの暑さ対策を行ってください。

また、朝晩と日中の寒暖差は大きく15℃以上になる所もありますので、服装にも注意が必要です。日中は薄着で過ごせる所も、調節しやすい羽織るものや長袖は欠かせないでしょう。

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