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「私頑張ってます…」授乳中、飼育員に視線でご褒美をおねだり!?10頭を育てた母パンダの育児奮闘記【独占取材】

  • 2024年4月27日
  • Walkerplus

和歌山県・白浜。リゾート地としても人気の街に、開園から45年を迎えたテーマパーク「アドベンチャーワールド」がある。ここは“日本一のパンダファミリー・浜家”が暮らすテーマパークとしても知られ、園内には、これまで10頭のジャイアントパンダを産み育てた良浜(らうひん)という、メスのお母さんパンダがいる。
良浜(らうひん)が10頭の母になるまでに、どのような物語があったのだろうか―。中国国外の飼育施設で世界一の繁殖実績をあげる「アドベンチャーワールド」。そこで暮らす良浜の命の物語を、遥那もよりさん(@moyoribiyori)が「パンダのミライー浜家・良浜 いのちの物語ー」と題し漫画化。24年4月19日に書籍として発売されたばかりの同作品から、一部を抜粋してお届けする。

■1頭を抱きながらもう1頭を出産!回を重ねるごとに子育てが上手に
ぎこちなかった良浜の育児は、だんだんと上手になっていった。2度目の出産となった「海浜」と「陽浜」の出産の際には、双子の1頭目を産んですぐその子を抱いてなめ始め、そのまま2頭目を出産した。

子育てをする前は、寝るのが大好きで何があっても起きないパンダだった良浜。しかし、子育てをしているときだけはそれが変わったそう。

寝ている間に赤ちゃんの鳴き声が聞こえると、すぐに起きて一生懸命に世話をする良浜の様子に、スタッフも感心していたという。

そんな“スーパーママ”良浜にも、育児に追われてお疲れ気味の母親らしい一面も。スタッフが預かっていた赤ちゃんを良浜に授乳させるために返すと、「やれやれ」という表情を浮かべるのだそう。

授乳したあとはご褒美がもらえると学習している良浜は、授乳中はスタッフの方をちらちらと見て「頑張ってますアピール」をしておねだりをすることも。

パンダは親やきょうだい相手でも縄張り意識が強く、2歳ごろには親離れ・子離れするため、育児もそこで一区切りとなる。

奥が深い、ジャイアントパンダの出産と子育て。今後も、そんな母・良浜(らうひん)の命の物語をつづっていく。


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