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暑い時期 災害時の停電 室内の温度上昇など熱中症リスク高まる 日頃からの備えは

  • 2023年7月10日
  • tenki.jp

きょう10日は、福岡県と大分県で大雨特別警報が発表されるなど、九州北部ではこれまでに経験したことのないような大雨になっています。厳しい暑さが続く中で、大雨により停電している所もあります。暑い時期の停電、日頃からの備えは?

福岡・佐賀・大分 停電が発生している所も

きょう10日は、梅雨前線の影響で九州北部には発達した雨雲が線状に連なる「線状降水帯」が発生し、同じような場所で非常に激しい雨が降り続きました。午後2時現在、福岡県の筑豊地方と筑後地方、大分県の北部と西部には「大雨特別警報」が発表されています。大雨の影響で福岡県と佐賀県、大分県では停電している所があります。

停電すると、当然、冷房が使えなくなり、部屋の温度が上昇します。また停電時の室内は、湿度が高く、風が弱い状態で、熱中症にかかるリスクが高くなります。また断水により水分補給が十分にできず、脱水症状になることが考えられます。

梅雨前線はあす11日にかけても、対馬海峡付近から日本海を通り、東北付近に停滞するでしょう。九州北部だけでなく、中国地方から東北の日本海側を中心に局地的に激しい雨が降り、大雨への警戒が必要です。またこれから台風シーズンに入りますので、災害時の停電による熱中症対策を確認しておくと良いでしょう。

災害時に準備しておきたい熱中症対策グッズ

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災害時に備え、日頃から十分な備蓄をしておく必要がありますが、熱中症対策グッズとしては、水分・塩分を補給するもの、体を涼しく保つもの、自分の今いる環境を知るものを準備しましょう。

① 水分
一人あたり1日3ℓの水を備蓄しておきましょう。熱中症予防対策として水や麦茶などノンカフェイン飲料がおすすめです。

② 塩分
0.1〜0.2%の濃度の食塩水(1ℓの水に対して1〜2gの食塩を加えたもの)や糖分も補給できるスポーツドリンク、塩分を含む飴・タブレットや梅干しなどを用意しておくとよいでしょう。

③冷却グッズ
ネッククーラーや保冷剤、水とうちわや扇子、携帯型扇風機を組み合わせて使い、気化熱で体を冷やすとよいでしょう。

③ 衣服
通気性や速乾性にすぐれた衣服を用意しておくとよいでしょう。下着は吸水性や速乾性にすぐれた素材がおすすめです。

他にも、日傘や帽子、通気性のよい長袖を用意しておくとよいでしょう。屋外作業時などは日差しを避けて体温上昇を抑えるようにしてください。また、熱中症計や温度計・湿度計で身の回りの環境を把握しましょう。周囲の人の体調管理にも役立ちます。

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