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第43回エコ×エネ・カフェ『「激甚化する自然災害に備える」命をまもり、地域と災害と、どう向き合うか』

  • 2023年10月20日
  • 緑のgoo編集部

クロージング

早田:
河川の管理など行政でしかできないこともありますが、すべてに手が回らないのも現実です。そういうことに対しては要望の声をあげつつ、まずは自分に何ができるかを考えることが命を守ることにつながります。

災害時は様々な困難に直面しますが「誰かが何とかしてくれるだろう」だと考えているだけでは復興は進みません。災害は必ず起きます。いざという時にまずは命を、そして地域を守れるように何ができるのか。これからも考えていっていただきたいと思います。

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緑のgoo北谷:
実家が被災した経験があるのですが、災害レベルごとに行動を考えるということができていなかったことに気づきました。今日書いたタイムラインをブラッシュアップしていきたいと思います。

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山本:
防災は大切なことですが、目の前に差し迫っていないとつい後回しになってしまいます。今日みなさんと一緒に考え、対話できたことがいいきっかけになったと思います。

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エコ×エネ・カフェを終えて

早田さんの活動に興味があり参加したという会社員の高橋克実さんからは「今は別の仕事をしていますが、もともと気象に興味があり気象予報士の資格を持っています。早田さんの活動には以前から注目していましたが、防災の観点からの気象の興味深いお話がたくさん聞けてとても楽しかったです。

地震と違って天気は予想できるのでどこかで気象災害をあまく見ていましたが、お話の中で『水害では家の中を洗濯機で回したみたいに全部がダメになってしまう』と聞き、あらためて気象災害の深刻さに気づきました。今日の学びを活かし、地域のためにできることをやっていきたいです」という声がありました。

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学生時代にエコ×エネ・カフェに参加したことがきっかけで参加したという菅野快さんは、「気象災害について知りたいことがあっても、普段は気象予報士さんと直接話す機会がないので貴重な経験ができました。疑問や質問にも丁寧に答えていただけて嬉しかったです。

仕事で防災にかかわることもあるのですが、ラジオの大切さを再認識したり、避難所で大切な『TKB』など新しい知識を知れたりして、勉強になりました。今日の経験を活かし、自分にできることを考えていきたいです」と感想を聞かせてくれました。

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ゲストの早田さんからは、「参加者のみなさんが素晴らしい意見やアイディアをお持ちで、また実際に行動されている方も多くてびっくりしました。同じ災害シミュレーションでも『このような時はこう、でもこうなったらこうしよう』と場合分けして考えられていたり、想定を変えた避難訓練を毎年家族みんなでやっていたり、地元の消防団に入っていたり、実際に行動されている方も多い印象でした。

熊本地震の時は各地の避難所でトラブルが多発しましたが、うまく運営できていた避難所は元々の地域コミュニティがしっかりしていて、コミュニケーションを普段からとられていたところでした。熊本の言葉で『できるしこ』というのですが、できることをできる範囲でやる。普段から顔を合わせて話しているような地域は、人任せにせずにみなさんが自然と『できるしこ』をやっていました。

地域の良さとふれあいながら災害と付き合っていく。そのために、自分のできることを見つけて実践することが広まっていったらいいなと思います」というメッセージをいただきました。

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次回のエコ×エネ・カフェは2023年11月に開催予定です。ぜひご参加ください。

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