
近隣の大学生や観光客で賑わう神楽坂。食通をうならせる名店の多い街ですが、地元客が通うホッと一息つけるお店も存在します。スタイリッシュな外観とは裏腹に我が家に帰ったような温もりのある店内では、手作りのスイーツと体に優しい料理を提供しています。
飯田橋駅から徒歩5分。神楽坂を上る途中、江戸の風情が残る路地を入った見番横丁のビルの3階に「CaFE×BaR SHIMADA CAFE(シマダカフェ)」はあります。
エレベータが開くとグリーンをあしらった明るい店内にソファやクッション、ブックシェルフが配置され、リラックスできそうな空間が広がります。
店の看板メニュー「神楽坂フレンチトースト」は丸2日かけて作るこだわりの一品。
卵液が染み込みやすくなるようにパンを1日乾燥させ、さらに卵液に1日漬け込むことで外カリッ、中はフワッな食感に仕上げています。
このフレンチトーストはプレーンのほかに「苺コンポート」や「柑橘とレモンクリーム」など5種類。なかでも人気の「チョコレート」はフレンチトーストにチョコレートソースをかけたタイプのものではなく、卵液自体にチョコレートを混ぜ込んだもの。
焼き上げたあとに中心に切り込みを入れ、提供する直前にさらに生チョコをはさみます。ほかほかのフレンチトーストにナイフを入れるとトロっと出てくる生チョコがたまりません。
また、季節限定のメニューも楽しみのひとつ。春は「イチゴと桜クリーム」、夏は「マンゴーとキウイ、レモンシャーベット」、秋は「梨のコンポートとレモンクリーム」。そして冬は「焼きリンゴとチーズクリーム」など、旬の食材を使ったメニューも登場するので、季節ごとに訪れたいですね。クリームもシャーベットも自家製です。
ランチメニューの「天然酵母マフィンのエッグベネディクト」。香ばしいマフィンに合うととろとろのポーチドエッグには卵黄、バター、搾ったレモン、レモンの皮をすりおろしたもので作ったオランデーズソースがたっぷり。コクがありながらも爽やかな味わいです。
こちらは11:00~14:00のランチタイム以外でもいただけますが、売切れてしまうこともあるので早めの来店がおすすめです。
ランチメニューはほかにも「鶏むね肉と十品目のパワーサラダ」(1430円)、「自家製ホワイトソースのドリア」(1595円)、「牛スジシチューのオムライス」(1595円)など豊富に揃い、セットのドリンクは追加料金なしでワインも選べます。
また、ネーミングが可愛い「初恋ソーダ」(トップ写真)はザクロシロップとレモンシロップをソーダ水と合わせてライムを搾ったもの。鮮やかなレッドが映えるこのドリンクはとくに女性に人気です。(ランチセットではプラス100円)
お腹も心も満たされるカフェに、ふらりと気軽に立ち寄ってみませんか?