なんとルリオビタテハとベアタミイロタテハの雑種ができるという。羽化する場面を見ることができた。裏は明らかにアグリアスだが、表はルリオビタテハに似ている。大きさもまずまずでこのような雑種ができると言うことは、Prepona属とAgriuas属は極めて近いグループだと言うことになる。これはオスで、メスができるかどうかはわからない。ベアタミイロタテハとクラウディーナミイロタテハの雑種の場合オスもメスもできる。しかしある時はオスだけで、またある時はメスだけが羽化するという。このあたりも詳細に調べると面白いと思う。
実は羽化しそうな蛹の前で待っていた。蛹は全部で3種あったのだが、三脚は1本だけしかない。一番早く羽化しそうな蛹を狙っていたが、それが一番遅く羽化した。一番遅いと思っていたルリオビタテハとベアタミイロタテハの雑種の羽化が一番早かったという誤算。しかも3つの蛹は5分も間をおかずに羽化してしまったので、どれも不完全な写真になった。
まもなく「珍虫奇虫図鑑」が発売になります。
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