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海野和男のデジタル昆虫記

オリンパスE-M1 Xの手持ちハイレゾショット

オリンパスE-M1 Xの手持ちハイレゾショット
2019年02月28日

今日は国産フィルムカメラの連載を中断し、オリンパスから新発売のE-M1 Xの話です。
本日2月28日CP+2019(横浜パシフィコ)に出演しますので、是非聞きに来て頂けたらと思います。13:20-13:50サンディスク、14時30分からオリンパスブースです。E-M1 Xの話もあります。

 E-M1 Xは縦位置グリップ一体型のカメラで、E-M1 MK2より大きい。何でもこのようなタイプのカメラを作って欲しいという要望が多くあったようだ。画像エンジンを2基搭載して、処理が速くなった。実はこの前のマレーシアとタイにはこのカメラを持っていった。
どこが進化したかと言えば、ぼくにとっては手持ちハイレゾショットと深度合成の進化が嬉しい。12-100との組み合わせでは7.5段という恐ろしいほどの手ぶれ補正効果を発揮するので、手持ちハイレゾショットの仕組みの詳細はよくわからないが、12-100との組み合わせでは驚くほどよく撮れる。実はあまり手持ちハイレゾショットは使わなかったのだが、帰国後、画像を確認して、これならもっとたくさん撮れば良かったと悔やんだぐらいだ。
深度合成は画像生成後、周辺のカットされる部分がファインダー内に表示されるようになったので、ぎりぎりまで大きくフレーミングすることができるようになった。撮影枚数も3〜15枚と被写体の大きさや被写界深度によって選べるようになった。例えば風景なら概ね3枚で良いだろうし、小さな虫なら15枚にセットすればうまくいくだろう。proキャプチャーモードは基本変わっていないようだが、処理速度がとても速くなった印象だ。今までproキャプチャーモードでは待つのが嫌で、RAWは撮らなかったが、今回はRawも同時記録にした。
 深度合成枠は多分、そのうちE-M1 MK2にも入ると思うが、手持ちハイレゾは画像エンジンを2基積んでいることで可能になる技術のようで、E-M1 MK2のファームアップでは対応できないらしい。
写真はコノハチョウの翅の裏面を手持ちハイレゾで撮影した50Mの写真の100万画素程度を切り出したものだ。なんと鱗粉まで解像している。これなら動かない被写体は全て手持ちハイレゾで撮っても良いと思わせる。

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