今年はカメラのソフトウエアーの進歩がすごかった。デジタル写真がはじまって20年ほど経ったが、アートフイルターなど遊び的なものでなく、E-M10MK2深度合成素材のフォーカスブラケット、カメラ内深度合成モードを搭載するEM-1のファームウエアーの公開、パナソニックの後から任意の場所にピントを合わせた写真を選べるフォーカスセレクト機能のソフトウエアーの公開(DMC-G7、GX8、DMC-FZ300対応)撮像素子の手ぶれ補正を利用したオリンパスE−M5MK2のハイレゾショット。
他にもデジタルだからこそできる機能を盛り込んだソフトを搭載したカメラがたくさん出てきたのだ。その多くは、カメラそのものの進化ではなく、ソフトウエアーでの進化であった。
その新技術の多くが電子シャッター活用である点に注目したい。オリンパスは動画機能を使ったものではないが、Panaの4Kフォトは勿論、フォーカスセレクトも4Kの動画機能を利用したものである。動画と写真の融合がさらに進んできた。
そして、ソフトウエアーの更新で、新たな機能が付け加えられるのはユーザーにとっては福音である。EM-1の場合、今まで無かった電子シャッターが使えるようになるなど、まったく新しいカメラに生まれ変わった。動画機能をのぞけばフラッグシップ機の面目を保った。手持ちでの深度合成も背景がぼけていれば可能であるが、できれば三脚を使いたい。写真は手持ちで撮影の霜
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