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海野和男のデジタル昆虫記

新製品の夢を見た

新製品の夢を見た
2012年12月12日

久し振りに夢を見た。それも新製品のカメラの夢だ。
新聞にニコンがタイムラグ20ミリセカンドのカメラを開発との小さな記事があった。
夢の中でその記事を読んで、レンズシャッターだなと思った。大昔はフォーカルプレーンよりレンズシャッターがタイムラグが少なかった。実際、ぼくは今でも光電管を使った昆虫の飛翔撮影には,レンズシャッターを使っている。
 開発されたカメラはどうやらディッケルマウントのようだ。ディッケルマウントはシャッターが組み込まれたレンズの後群が固定で、前群だけを交換するマウントだ。コダックのレチナなどが採用したマウント、今から50年ぐらい前のものだ。
 しばらく経って、そのカメラで撮影した水に映る森の写真が本に出ていて、撮影:海野和男とある。その写真を撮った記憶があいまいなのでおかしいなと思って,パソコンを見たら,確かにその写真はぼくのパソコンの撮影ファイルの中にあった。まったくそのカメラの特長を活かしていない写真だから、これではいけないなと思った。最も今の人たちのように連写で数多く撮ったらレンズシャッターはすぐに壊れるだろう。レンズシャッターの耐久性はそれほど無いと思う。
 タイムラグは,最近のカメラは遅れが非常に少ない。D800などはミラーがあるフォーカルプレーン機なのに0.042秒だ。90年頃の一眼レフはもっと遅れがあったと思う。オートフォーカスではないのに、絞り優先で撮ると1/10秒ぐらいの遅れが普通だった。
 ミラーレスはどうなのだろうか?ニコン1は結構遅れが少ないと思う。電子シャッターならもっと遅れが少ないと思うが,実際にはどうなのか調べていない。30年近く前に、光電管を使った飛翔写真に挑戦していた頃、レンズに電気が通ると光を通し、それがシャッターになるなら遅れは限りなく0に近くなるなんて話があった記憶がある。
 電子シャッターなら、AFの遅れなどを除けばタイムラグはほとんど0にできるような気もする。けれどニコン1はストロボが電子シャッターでは1/60しか同調しないから、ストロボを光らすにはある程度のタイムラグは仕方がないのか、そもそも,電子シャッターでストロボの同調が遅いのはなぜなのだろう?などと現実と夢の中の出来事が交叉して目がさめた。

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