サイト内
ウェブ

海野和男のデジタル昆虫記

タケウチトゲアワフキの羽化

タケウチトゲアワフキの羽化
2012年05月15日

 背中が割れて,成虫が出て来る.まるでセミだ。やがて起き上がって殻につかまる。羽化の速度は比較的ゆっくりのようだ。講義が始まるので、翅が完全に伸びるところを見ることができなかった。
タケウチトゲアワフキはトゲアワフキ科の昆虫で,アワフキムシとツノゼミに近縁な昆虫だ。トゲアワフキ科の昆虫はツノゼミとアワフキムシを結ぶミッシングリングのような存在ではないかと考えるのも楽しい。
 ただ、ツノゼミの角は前胸背板が発達したもので、このタケウチトゲアワフキの場合は小楯板という部分が伸びたものだから、関係はないかもしれない。
 ところで半翅目の昆虫は小楯板が発達して、アカスジカメムシやマルカメムシなど前翅を覆うものも多い。小楯板は,前胸背板同様に発達したくて仕方がない部分なのだろう。

関連タグ
群馬県
旧北区
前日
翌日

お知らせ

単行本

連載

◎過去の小諸日記

海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見

プロフィールページのアドレスへ

掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。