サイト内
ウェブ

海野和男のデジタル昆虫記

ニホンミツバチの巣箱と腰高君

ニホンミツバチの巣箱と腰高君
2011年04月21日


 山形から嬉しい届け物があった。ニホンミツバチの巣箱である。鮭川村在住の映像作家で写真家の腰高直樹君が送ってくれた物だ。腰高君は自然界の覗き窓というブログで、生まれてくるより、死んでいく人の方がはるかに多いという東北の村に住み着き、生物・人・時間という3つをキーワードに、自然界を観察し、視覚化を試みている。
 彼は生き物の写真を撮るが、彼の写真で特質すべきことは、同時に人間、文化民族、農耕文化といったカテゴリーの写真を多く撮っていることだ。勿論昆虫自然のカテゴリーの写真も多いが、ぼくのようなエンターテイメントに重きを置いて、自然を伝えるといった方法論をとった写真家には真似ができないことだ。
 彼が鮭川に住み着いたのは2009年4月だから、もう2年経つ。民族や自然をしっかりと撮影しようと思えば何年もかかる。ついつい昆虫が好きだと,どこへ行っても同じような写真しか撮れない自分には,彼のやり方や才能がうらやましくも思う。何年住むのか知らないけれど、どっぷりつかっても,作家としての自覚を持ち続けられれば,記録的にも人々の心に響く写真としても素晴らしい作品群が生まれてくるだろう。何しろまだ25才ぐらいだろうか?
 ニホンミツバチの巣箱も彼自身で、たくさんの巣箱を作るところからはじめているのも偉い。その一つを頂いたのだ。秘密の茶色いお菓子のようなものも付けてくれた。これはニホンミツバチの蜜蝋だそうだ。新しい巣箱に匂いを付けるためだという。
 ベランダに古いミツバチの巣箱を重ねてある上に置いた。古い巣箱にはニホンミツバチが入ったことがあるので,場所的にはよいのではと思うがどうだろうか。
 写真をクリックするとニホンミツバチが出ます。

関連タグ
小諸周辺
旧北区
前日
翌日

お知らせ

NEW

単行本

連載

◎過去の小諸日記

海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見

プロフィールページのアドレスへ

掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。