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海野和男のデジタル昆虫記

クックフーン国立公園

クックフーン国立公園
2010年09月14日

 タムダオに3泊して月曜の朝6蒔に出た。仕事に行くサシャをハノイまで送り、クックフーン国立公園には昼前に到着。ハノイから車で3時間半ほどの場所にある。たいへん大きな国立公園で、そこを縦断するように延長20kmの車道が付いている。
 この国立公園は宿舎は全て公園の直営だ。部屋はまずまずでエアコンもある。料金もホテル代、付属の食堂共にタムダオの半額程度(部屋は一人だと15ドル)。英語も通じ、食事もそれほど種類があるわけではないがタムダオと比べればおいしく、森の中に泊まれて、この値段ならたいへん満足だ。
 なんと言ってもチョウが多いのがよい。ところが他の昆虫となると極端に少ない。ジャングルの中にあるロッジは夜はさぞかし多くの昆虫が灯りに集まると思ったのだが、4日間いて、ガはほんのわずか。甲虫も、一度ヒメカブトを拾ったぐらいだ。森を歩いてもナナフシ類は多いが、甲虫や半翅類はたいしたものは見つからずトンボもごく普通種しか見られなかった。それなのに、こんなにチョウが多いのにどうしてかなと思うが、よく見てみればチョウもその多くは普通種である。それでもこんなに沢山のチョウが舞う場所をぼくは最近のアジアでは他に知らない。
 ベトナム北部は、チョウの種類が多いのは4〜5月らしい。

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花鳥風月FUNにすばらしき昆虫の世界 海野和男インタビューが掲載されました
その1「昆虫に興味を持ったきっかけ」
その2「プロ写真家になるまで」
その3「撮影する時はシラミつぶしに撮る」
その3「チョウを撮影するのはライフワーク」
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◎学研の写真月刊誌CAPAのフォトコンに生き物の部。毎月の月末消印有効
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