魚眼レンズや広角レンズは被写界深度が深いので、飛ぶチョウを撮るのに適したレンズだ。マクロレンズでチョウの飛翔を撮るには1/2000が良いと書いたが、広角や魚眼の場合は1/1000ぐらいでOK、それは画面の中でチョウが小さくなるので、ある程度のブレが許容されるからだ。他メーカーのストロボを利用することで、同調シャッタースピードより速いシャッターを切ってストロボを光らせて撮る。機種によって異なるが一般に半段ぐらいは余裕がある。例えばEPL1やE620だと1/320で大丈夫だと思う。この方法だとフルシンクロフラッシュを使うよりも、チョウが鮮明に写る。このあたりはぼくのデジタル一眼レフで撮る四季のネイチャーフォトなどに詳しいから見て頂ければと思う。
今回はフルシンクロフラッシュを試したカラスアゲハの写真だ。E-620を用い、8mm+EC14、純正ストロボで1/1000 F8 ISO400で撮影した。フルシンクロフラッシュは光量をたくさん使うので、連写はオリンパスの場合不可能だったが、なかなか良い写真になったと思う。
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