小国町のチョウセンアカシジミ保護地に行ってみた。小国は高校生の時と、40年ほど前に訪れたことがある。45年前には田んぼにトネリコがあって、チョウセンアカシジミはそこを乱舞していた。40年前には木が切られたり、盛んに採集され田んぼでは少なくなってしまっていた。
じつは10年ほど前にも行ったのだけれど、当時はまだ密漁が多かったのか、東京ナンバーの車に浴びせられる視線は厳しく、結局は車から降りることもなく立ち去った。
今はさすがに捕る人もいなくなったようで、ゆっくり観察ができた。産地が限定されるチョウはもはや採集すべきでないという考えがもっと広がることを期待したい。
トネリコが道路脇に植えられた場所は住宅地で、ほんのわずかの草地がトネリコの後ろにある。狭い環境でチョウセンアカシジミは問題がないようだ。元々発生木に依存するチョウなのだろう。20年ほどになると地元の方に伺った。
上から2枚目はオス、その下がメスだ。一番下の写真はたぶん40年前に泊まった旅館で、今はその建物は使われていなかったが、一部残っている。その場所は現在の発生地から1kmも離れていない。
中2枚はD300S 85マイクロ 上下はGXR S10
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