鮭川村ではNPO「ネイチャーアカデミーもがみ」の方に御世話になった。研修会まで出席してしまったのだが、できてまだ2年目というのに、その活動はとても活発。プロジェクトも目白押しのようで、自然だけでなく、新しい付加価値をつける農業などについても熱く語られていた。
ところでNPOを手伝っている腰高くんは、2年前にぼくのところにいた。彼のブログを見ているとずいぶん写真がうまくなったものだと思う。鮭川に住み着いて1年と2ヶ月が経って、すっかり地元になじんでいる。昆虫の写真だけでなく人の写真がとてもうまい。地元に住んで行事や人々を撮れば、それは誰にも負けない写真になる。最も山形芸工大の出身だから絵心は十分にあるのだが、それに加えて地元の人と接するのが好きだから、良い写真が撮れるのだ。ぼくも含めて昆虫が好きな人は人が苦手な人が多いのだが、彼は違う。
さて、今日の写真はムカシヤンマ。ムカシヤンマはたいへん古い形態や習性を持つトンボで、ムカシトンボよりむしろ貴重に思うのだが、鮭川では普通に見られるので、地元の人にとっては当たり前のトンボらしい。水のしみ出した崖に産卵する変わった習性を持つが、半日待ったけれど、ぼくらと同じようにメスを待つオスがいて、やっと1匹あらわれたメスは、オスにさらわれてしまった。
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