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海野和男のデジタル昆虫記

ブルキシタアゲハの構造色

ブルキシタアゲハの構造色
2008年12月25日


 ブルキシタアゲハは、インドネシアのブル島特産のアゲハチョウだ。このチョウや近縁種のコウトウキシタアゲハの後翅を低い角度から見ると真珠色に光る。野外で飛んでいるときはこの真珠色の光沢が時々みえる。
 この構造色は斜めからしかみえないので全体にピントのあった写真を撮ることは普通のカメラではできない。あおりレンズを使って可能になるのだが、今回はただ斜めから撮影した。
 上の写真は真上から光を当てたもの、下の写真は上からの光りに加え、左横から光を当てたものだ。左側から光を当てて、後ろから見ると、構造色が現れることがわかる。
D3X 105マイクロ

写真展「蝶の道」1月5日より20日まで銀座ニコンサロン、2月5日より11日まで大阪ニコンサロン。1月9日、2月5日は午後7時より写真展会場でフォトセミナー(入場無料)も開催。また同名の写真集を東京農工大学出版会より、写真展にあわせて出版。A4136ページ上製、定価は3600円(税別)の予定

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