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海野和男のデジタル昆虫記

今年一年、小諸日記を見ていただきありがとうございました

今年一年、小諸日記を見ていただきありがとうございました
2007年12月31日


 今年もお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
 2007年も今日で終わり、年の終わりというのは先人たちが決めてくれた節目で、大切にしたい時である。
 2007年の終わりも2008年のはじまりも人生で一度しかない一瞬である。もちろん、年の終わりでなくても、時は取り戻せない物であり、ぼくたちはそんな一瞬を生きている。それを感じさせてくれるのが年の瀬だったりするわけだ。
 振り返ってみれば、あっという間の1年間だった。とても忙しい時間を過ごしたようにも思う。写真界やテレビなど、昔はあまり関係のなかった世界に多く関わるようになった。やってみれば、どの仕事もやりがいがあることで、こうした機会に恵まれて来たことを感謝しなければならないと思う。
 ぼくも今年はとうとう還暦で、老人の仲間入りをしてしまったようだ。自分が若い頃は、こういった世界では歳をとった権威者というのがどうも苦手な存在だった。そういった年齢に自分が達してしまったのである。さて、これからどう生きるかはとても重要だ。
 研究者とアマチュアの間に立ちたいとこの仕事をはじめ、38年間が過ぎた。途中から虫と、虫が好きでない人の間に立ちたいと思った。そして虫のメッセンジャーになりたいなと思った。写真家がそんなことを考えてはいけないのだけれど、ぼくにとっては自分が好きな昆虫の世界をのぞいてくれる人が多くなれば、ただそれが嬉しいのだ。
 小諸日記をはじめて、来年の2月で丸9年年になる。そろそろ壮年期を迎え安定路線に移ったのかなとも思う。小諸日記のページビューは少し伸び悩んでいるようだ。どうでも良いことなのだが、続けている以上、ページビューが減るのは嬉しくはなく、それなりの対応をしなければならないのだと思う。虫や自然のメッセンジャーとしては新しい読者が増えてくれることが重要だから、安定はあまり喜ばしいことではない。
 2005年〜2007年はだいたい年間800万ページビューだった。伸び率は0に近い。今年は、まだ結果は見ていないけれど、昨年より少し減るかもしれない。ただ夏冬に大きな差があったページビューが安定して毎月60万ページを超えるようになったのは嬉しいことだ。今は毎日更新のブログは当たり前だし、写真そのものならば、もっと面白い掲示板もたくさんある。
 来年はぼくにとっても人生の大きな転機を迎えそうだ。これから残された人生をどう生きるかも考えなければならないが、小諸日記の毎日更新は続けるつもりである。

 
ニコンD3 70-300 f16 1/3 三脚 Iso200

 
◎テレビ出演
 フジテレビ系列「まだまだ日本はよふけ2008謹賀新年SP」に出演。今日のよふけ、2008年1月1日も2:30〜4:30。司会は笑福亭鶴瓶、南原清隆、香取慎吾。ゲストはぼくと野中広務。

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