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海野和男のデジタル昆虫記

ウラジロミドリシジミの飛翔(1985)

ウラジロミドリシジミの飛翔(1985)
2007年12月05日


 この頃は光電管を使ってのチョウの飛翔の撮影に凝っていた。写真はウラジロミドリシジミ。これは野外個体だが、たいていはチョウを卵から育てて、羽化したものを室内で飛ばして撮影した。
 光電管を使っての撮影ではシャッターのタイムラグが問題になる。レンズシャッターは一般にタイムラグが少ない。そこでこの撮影のためにローライSLXというカメラを大枚をはたいて購入。ミラーアップ装置も使い、リモコンを改造することで、シャッターの遅れを最小限に抑えることができた。ローライへの憧れもあったが、当時は必要とあればお金もない時代なのに惜しげもなく機材にお金を使った。
 それにしてもSLXは1976年の発売である。今ではローライは見る影もないが、中判カメラの世界では当時は世界一進んでいたのだと思う。ペンタックス645が発売されたのが1984年だから、いかにローライが進んでいたかがよくわかる。ローライはその頃から進化をやめてしまったのである。今、当時のローライがデジタルにそのままなったら面白いのだが。

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