さて今年も今日が最後の日となりました。今年一年、小諸日記にアクセスいただきありがとうございました。
　昨日、ペルー日記などの最近の小諸日記の感想をという話を書いたら、早速たくさんの方から励ましや感想を戴き、ありがとうございました。今後の小諸日記に活かしていきたいと思います。さらなるご意見や感想お待ちしています。
　小諸日記を見てくださる方は虫好きやチョウが好きという方以外にも、写真やカメラが好きな方、風景や歳時記的な部分に惹かれる方など、様々な方が大勢おられるようです。虫好きの方は５割といったところでしょうか。小諸日記からデジカメや昆虫に興味を持って虫の撮影をはじめられた方もたくさんおられるようで、それはとてもうれしいことです。ペルー日記は喜んでくださった方と、そうでない方の割合が７：３ぐらいでした。ペルー日記になって２割以上アクセスが減ったのが納得できました。
　今年も小諸で2/3以上の時間を過ごしました。来年は今年よりも小諸の滞在日数が減りそうですが、小諸の風景や季節の移り変わりもできるだけ入れていきたいと思っています。昆虫の方は小諸からのリアルタイムは勿論ですが、注釈付きで以前撮った写真や海外の昆虫なども紹介していきたいと思います。カメラに関しては、元々カメラ好きですし、来年も様々な新製品が出るでしょうから、ぼくなりの観点からカメラを紹介していきたいと思います。写真を撮る姿勢や、自然に対するぼくの見方など、ちょっぴり難しい話も折に触れて書いていきたいなと思っています。また昆虫の名前など間違える場合も多いと思います。そんなときはご教授いただけると助かります。
　今年は海外取材にマレーシアへ２度、ペルーへ初めて行って来ました。はじめていく場所というのはいつになっても創作意欲をかき立ててくれるものがあります。最近はどうも安易な方向に流れていたことを反省させてくれる旅でもありました。年をとったせいか少し元気がなくなっていたのが回復したのが嬉しかったです。
　今年一年、メデイァの取材などが多く、なかなか忙しい年でした。「地球は虫の惑星だ　海野和男の映像世界」が科学技術映像祭で文部科学大臣賞を受賞したりもしました。香川県に新しくできたせとうち夢虫館では大型映像の制作、運営の顧問もやっています。
　出版も新日本出版から海野和男のムシシシシというシリーズを出したり、ポプラ社からクワガタの立体写真絵本、佼正出版からぼく　バナナムシという一風変わった絵本、ソフトバンククリエイティブから「海野和男昆虫写真」という写真集を出すことができました。
　けれど創作活動が若干おろそかになってきています。ペルー以来、創作活動への意欲が高まり、来年は少し違ったことをしようかなと思っています。単なる写真絵本でないもっと面白い絵本を作りたいと思っています。それと蝶の写真展、昆虫の擬態もA４版200ページぐらいの決定版を作りたいと思っています。昆虫の擬態はライフワークですから、出版社で出すよりも自費出版がよいかなと思いますし、出版社で出した方が広く流通に乗るから、本としての意義があるかなと思案中です。
　例年のように正月はぼくの写真に対する意見や、デジタルカメラなどのぼくの作業環境についていろいろ書いていくつもりです。来年も小諸日記をどうぞよろしくお願いいたします。
写真は光る海。Lumix DMC L1 テリート400mmF5.0

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　また、小諸日記にブックマークしていただく場合、最新50というこのページがよいのではと思います。これだと間近の小諸日記５０ページの目次が出ますので見過ごした物の中の見たい物を選んで見ていただけます。