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海野和男のデジタル昆虫記

逃げないミンミンゼミ

逃げないミンミンゼミ
2006年08月10日


 小諸では今年は夏のセミが遅く、ミンミンゼミやアブラゼミもほとんど鳴いていない。東京に来ると、どこへ行ってもセミが多い。今日は有楽町でラジオの収録があったが、町の真ん中にもセミはいる。市ヶ谷に戻ったら、うるさいほどのセミの声だ。先週来たときには少なかったアブラゼミの鳴き声も盛んだ。写真は事務所前の公園のミンミンゼミ。
 どうやったら昆虫が逃げないように近づけるのとよく聞かれる。気配を消すというのが一番だ。撮るぞと意気込むと逃げてしまう。けれどたくさんいる場所では、鈍感になるからおかしい。それに東京のセミは人に捕られる恐怖は少ないのか、なかなか逃げない。気配を消す練習台にもってこいかなと思う。GRデジタルで数センチのところによって撮影。ここまで近づいても鳴きやまない。


◎「デジタルカメラで撮る海野和男昆虫写真」が発売になりました。写真はすべてデータ付きで、写真撮影に使用したレンズは20本以上。一眼レフデジカメは14機種、コンパクトデジカメフが5機種。定価は2600円(税別)。版元のSBCrアマゾンのサイト、書店などでお買い求めいただければ幸いです。

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