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海野和男のデジタル昆虫記

「デジカメ自然観察17」撮影の画質モードの選び方1

「デジカメ自然観察17」撮影の画質モードの選び方1
2005年11月01日


現在ニューギニア取材旅行中です。小諸日記は前もって作っておいた「デジカメ自然観察」を連載で掲載しています。現地からの日記も状況の許す限り更新したいと思っています。


 デジタルカメラは画質を選べる。これも機種によって異なるが、画質を落とせば同じ記録メデイアでも撮影できる枚数が増える。圧縮率を高くして記録枚数を増やすものもあるし、800万画素の機種でも画質を落とすと200万画素で記録するなど、記録する画像の大きさを小さくして、記録枚数を増やす方法もある。でもせっかく800万画素のカメラを買ったのに200万画素で撮るのはもったいない。いつも200万画素で撮るなら最初から安い200万画素の機種を買った方がよい。だから画像を小さく記録する方法は、記録メデイアがいっぱいになってきたのに、まだ撮りたいものがある時などの非常用と考えたほうがよい。
 圧縮率を高めて画質を落とすのはある程度までOKだ。デジタル画像が何メガあるかは、どのメーカーのものでも画素数によって決まる。けれど記録するときの圧縮率の違いで、画像の質も撮れる枚数も異なってくる。例えば800万画素の画像は大体24Mほどある。これをそのまま記録すれば24メガだ。つまり256Mbの記録メディアを使っても10枚ほどしか撮影できない。1/4に圧縮するとこの4倍は撮影ができ、1/10に圧縮すれば10倍も撮れるのだ。写す被写体がどの程度複雑な模様や形のものかで、どのくらいの圧縮まで画像が傷まないかが決まってくる。背景が単一な色で、そこに人が立っているとかの単純な画像ならばかなり圧縮できる。1/10圧縮で問題はほとんどないと思う。一般的な風景などで画質が圧縮前とほとんど違わないのはだいたい1/4圧縮までだと言われている。
 ただしRAWで撮影すれば、後でホワイトバランスをいかようにも変えることができる。これはデジカメならではの技だ。昔ならまずフイルムを選んで、それにCCフイルターをかけてWBを調整したのだ。(「デジカメ自然観察のすすめ」(岩波ジュニア新書)からの抜粋を書き直したものです。本をお買い求め頂ければ幸いです。)
 写真はカブトムシ。RAWで撮影してWBを変えたもの。上がタングステン、下がデーライト。NIKON D2X Sigma150マクロ


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