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海野和男のデジタル昆虫記

「デジカメ自然観察18」撮影の画質モードの選び方2

「デジカメ自然観察18」撮影の画質モードの選び方2
2005年11月02日


今日までニューギニア取材旅行中です。小諸日記は前もって作っておいた「デジカメ自然観察」を連載で掲載しています。現地からの日記も状況の許す限り更新したいと思っています。

 カメラの画質モードの呼び方はメーカーによって違う。例えばオリンパスのカメラでは一番よいのがRAWとTIFF。RAWとはCCDに入った情報を生のまま保存する方法だ。RAWで撮った場合は後で色調整などをしても画質の低下はほとんどない。そのかわり画像を見るためには特別なソフトが必用だ。TIFFというのは圧縮していない画像のことだ。RAWやTIFFモードがあるのは、ちょっと高級なデジカメや一眼レフデジタルカメラだ。そしてRAWやTIFFは一般には扱いが難しいし、画像が重くなりすぎるので、本格的に写真展をやりたいという人以外は必要ないかもしれない。
 次のよい画像はオリンパスではSHQと呼んでいる。これはだいたい1/2.7圧縮だ。この程度の圧縮なら劣化は全くないと行ってもよい。その次がHQです。これでも1/8圧縮ぐらいだから、一般にはこれで十分かもしれない。その次はSQでこれは画質も落ちるのでも非常用だ。パソコンが最新式で、ソフトがWINDOWSならXP、MACならOS9以上ならSHQで撮るのがよい。良い画質で撮っておけば小さくすることも、大きく印刷したりもできる。大は小をかねるが、小は大を兼ねない。
 600万画以上のデジカメの場合は記録メディアは最低限256MBを2枚は用意したい。256MBのCFを使った場合、E-500ではSHQで40枚、HQで127枚も撮れる。けれどRAW+SHQでは12枚しか撮れない。たくさん撮りたいという人はオリンパスの場合はHQでも十分だとは思う。この辺りはカメラの種類によって違うが、500万画素の以上のカメラの場合はどんなに悪くても画像一枚あたりが1メガ以上は必要だ。できれば2メガ以上が望ましい。だから自分のカメラにメディアを入れて確認してみよう。500万画素以上のデジカメの場合は256MBのメディアで250枚以上撮れるモードは使わない方がよいと思う。(「デジカメ自然観察のすすめ」(岩波ジュニア新書)からの抜粋を書き直したものです。本をお買い求め頂ければ幸いです。)
 写真はメキシコのオオカバマダラ オリンパスE-1 11-22 手持ち撮影 JPGSHQ
 

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