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海野和男のデジタル昆虫記

「デジカメ自然観察16」自然観察用のデジタル一眼レフ2

「デジカメ自然観察16」自然観察用のデジタル一眼レフ2
2005年10月31日


現在ニューギニア取材旅行中です。小諸日記は前もって作っておいた「デジカメ自然観察」を連載で掲載しています。現地からの日記も状況の許す限り更新したいと思っています。

 一眼レフデジカメのCCDやCMOSと呼ばれる撮像素子のサイズはいろいろある。主なものは35mmフイルムと同じサイズのフルサイズと呼ばれるCCD(新発売のEOS5Dなど)、APSサイズと呼ばれるやや小型のCCDのカメラ(D70Sなど)、それから横幅が35mmフイルムのだいたい半分の4/3インチCCDのカメラ(E-500など)だ。
 どのカメラもコンパクトデジカメよりCCDがずっと大きいので、ピントの合う範囲の被写界深度は狭くなるから、ピントあわせはコンパクトデジカメよりシビアーになる。フルサイズCCDのカメラならば、撮ってすぐ見られるという点を覗けば、フイルムの35mm一眼レフと何も変わらない。APSサイズの場合は.35mmカメラより約1絞り絞りを浅くしても、フイルムと同等の被写界深度深度が得られる。4/3インチCCDのカメラでは約2絞り絞りを浅くしても同じになる。つまり同じ比写界深度の写真を撮る場合に撮像素子が小さいほど絞りを開けて良いのだ。これはそれだけ速いシャッターが切れることを意味している。
 小型の撮像素子が不利な点は、同じ画素数ならば、ノイズが多めになること、被写界深度が深いのでボケが小さく、背景をぼかした写真がやや不利な点だ。けれど接写で小さなものを的確に撮るにはCCDが小さい方が断然有利である。コンパクトデジカメと比べればずっと大きな撮像素子を使っているから、感度を上げないでISO200ぐらいまでで撮れば、小さい撮像素子だから画質が悪いと言うことはほとんどないと思う。そして風景写真にも手持ちで深度の深い写真が撮れるという点では、小型撮像素子のカメラがとても向いていると思うのだ。
 写真は雪景色オリンパスE-1 14-54 手持ち撮影



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