現在ニューギニア取材旅行中です。小諸日記は前もって作っておいた「デジカメ自然観察」を連載で掲載しています。現地からの日記も状況の許す限り更新したいと思っています。
鳥を撮るのに有効なデジカメはズーム倍率が8倍から10倍ぐらいはあるものだ。光学3倍、デジタルズーム10倍などと言うカメラもあるが、デジタルズームというのは、画面の中心をトリミングしているだけに過ぎない。パソコンのソフトで後からまん中を切り抜いたのとほとんど同じ結果になる。デジタルズームにしろ、あとから切り抜くにしろ、画質は大幅に悪くなることをかくごしなければならない。例えば400万画素のカメラで光学3倍、デジタル6倍というのがあったとすると、デジタルズームした写真は100万画素のカメラで撮った程度の写真になってしまうのだ。
鳥の撮影の場合、ズーム倍率の高いカメラは手ぶれしやすいと言うことも覚えておこう。だいたい10倍ズームのカメラでは1/500ぐらいのシャッター速度でシャッターを切らないとぶれてしまう。最近では手ぶれ補正という機能が付いているものもある。これは望遠撮影では極めて便利だ。だいたい2段階シャッター速度が遅くてもぶれないから、1/125ぐらいでシャッターを切ればOKだ。とは言っても相手が飛んでいる物や、動いているものでは被写体の鳥自体がぶれてしまうので、手ぶれ補正の効果はない。
ズームも10倍以上でマクロも効くパナソニックのFZシリーズやオリンパスのウルトラズームシリーズなどのカメラもいくつか発売されている。けれど、機能が多くなればなるほどカメラも大きくなり、値段も高くなる。実は小鳥の場合は12倍ズームでもたりないことが多い。デジカメにフイールドスコープを付けて撮るデジスコなどという撮り方もある。ぼくの場合は鳥は主に一眼レフに望遠レンズを付けて撮影している。(「デジカメ自然観察のすすめ」(岩波ジュニア新書)からの抜粋を書き直したものです。本をお買い求め頂ければ幸いです。)
写真はハチドリ。パナソニックFZ20
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