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海野和男のデジタル昆虫記

「デジカメ自然観察10」自然観察用のコンパクトデジカメ2

「デジカメ自然観察10」自然観察用のコンパクトデジカメ2
2005年10月25日


現在ニューギニア取材旅行中です。小諸日記は前もって作っておいた「デジカメ自然観察」を連載で掲載しています。現地からの日記も状況の許す限り更新したいと思っています。

 広角側でマクロモードを使えば昆虫がいる環境や花の咲いている環境をいっしょに写し込むことができる。ぼくは実際コンパクトデジカメでは広角マクロ以外はあまり使わない。
 実は小型のデジカメは、フイルムのカメラは勿論、一眼レフデジカメよりピントの合う範囲が格段に広い。だから小さなものをある程度大きく写して、なおかつ背景を写し込むのに大変適したカメラなのだ。
 広角マクロを使いたければ広角側で出きるだけ近づけるカメラという選択肢になる。具体的にはレンズの先端から10cmぐらいは近づける物がよい。中でもRICOHのCaplioシリーズはレンズの前1cmぐらいまで近づけるので、ミツバチやテントウムシなどの小さな昆虫を広角マクロで撮ることができる大変に優れたカメラである。10月23日発売のGRは28mm相当の単焦点で専用ワイコンで21mmになるから面白い。
 ぼくのデジカメ選びは、マクロモードがどれくらい使いやすいかと言うことで選ぶ。理想はマクロモードなどなくても、広角側でそのままレンズの先端ぎりぎりまで寄れるカメラ、望遠側でも10cmぐらいまで寄れるといいなと思う。ともかくもすばやくマクロモードに入れられるカメラを選ぶのが基本だ。
 カタログで大写しできるように書いてあるカメラでも、いちいちメニューを呼び出して、マクロモードを選ばなければならないカメラは自然観察にはあまり向いていないと思う。マクロモードのボタンが押しやすい位置にあり、押せばそのまま近づけるカメラが使いよいカメラだ。また画質を重んじるならば必ずデジタルズームは切っておくことも重要だ。
 コンパクトデジカメはここ1年ほどマクロ機能がずいぶんと進歩した機種やタイムラグの少ない物が開発されている。2年以上前のデジカメでマクロが使いづらい思っておられる方は、そろそろ買い換え時かもしれないなと思う(「デジカメ自然観察のすすめ」(岩波ジュニア新書)からの抜粋を書き直したものです。本をお買い求め頂ければ幸いです。)
 写真はリコーCaplioGX8の広角側マクロで撮影したルリボシカミキリ。



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