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海野和男のデジタル昆虫記

穴を開けるシロスジカミキリ

穴を開けるシロスジカミキリ
2005年06月08日


 先のシロスジカミキリを撮影し終わって、その場を離れようとしたところ、近くでカリッカリッと木を囓る音がする。もう一匹木から出ようとしているらしい。何となくそれらしい穴を見つけたが、まだまだ小さい。1時間ほどして再び訪れると、確かにその穴は別のシロスジカミキリが開けているものと分かった。今回はビデオ撮影をメインにして、時々写真を撮影する作戦をとることにした。
 改めてみると、シロスジカミキリの大アゴは鉄の鎌のように鋭く、幹を削るのが得意な虫であることがよくわかった。大きく広げた大アゴの片方を支点に、もう片方を刃物にして削っている。動きの鈍い印象のあるシロスジカミキリだが、穴を開ける動作は活発で力強い。とはいっても、固い幹はそう簡単に削れない。体が出るほどに丸く広げるには、やはり結構時間がかかった。
 先のものもそうだったが、出てきたのはメスだった。2匹見ただけではわからないが、オスはもう先に多くが脱出していて、メスが出てくるのを待っているのかも知れない。
20D 100mmマクロ / D70 10.5mm

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今月号のデジタルフォト連載自然ワンダーランドは「イトトンボの世界」。

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