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海野和男のデジタル昆虫記

ハチミツの貯蔵

ハチミツの貯蔵
2005年06月07日


 今は、ミツバチの巣にハチミツが最も多く蓄えられる季節である。今日、飼育中の巣箱を調べてみたところ、一枚の大部分にハチミツが貯蔵されているような巣板があった。巣内のハチの数が最も増えるこの時期、食料の貯蔵もピークとなる。
 働きバチは花の蜜を貯蔵していく過程で、水分を蒸発させ、蜜をどんどん濃くしていく。そして、濃縮が完全に済むと蓋をする。上の写真の上部に見える蓋のされた部分が、そうした濃縮された蜜の入った部屋で、中央の美味しそうに見えている蜜は、まだ出来上がっていない。我々が口にするハチミツも、こうした濃縮の済んだ蜜である。糖度の低い物は瓶詰めにした後に発酵しやすく商品にならないそうだ。
 ちなみに、左下の方に見える、やや色の濃い蓋は蛹の入った部屋である。
20D 100mmマクロ

◎ビデオで贈る海野和男の昆虫教室。第18回は「植物と昆虫」。こちらからどうぞ。

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