都心のベニシジミは健在かなと、お濠の土手でギシギシの葉をめくってみた。残念ながらベニシジミの幼虫は見つからなかったが、面白いヨコバイを発見。ずっと以前にフォトモの糸崎君から、変な虫を見つけたと画像付きのメールをもらった虫だ。昆虫写真家の新開さんのページにも昨年12月に登場していたから(こちら FONT>の12月13日)、暖かな地方で冬に多い虫なのだろうか。
この虫の名はクロスジホソサジヨコバイ。3mmほどの昆虫だから。近眼で老眼もひどいぼくの目ではそれらしいものがいると言った程度にしか見えない。拡大してみるとお尻の方に目玉模様があって、まるでお尻が頭のように見えるので注目していた。けれどとても小さい虫なので、果たしてこの偽の目玉は身を守るのに役立つのだろうかと考えてしまった。
何年も前の9月に房総でこの虫を見たことがある。その時は確かタデ科の植物にいた。今日はギシギシだが、ギシギシもタデ科である。
東京には十分な接写機材がないのでD100にニコンF時代のベローズをつけ105mmマイクロを手動絞りで手持ちで撮影という暴挙?で拡大写真を撮ってみた。さすがにこうしたマクロレンズでこれだけ拡大すると画像が流れてしまう。やはりニコンにも高倍率専用マクロが欲しいところ、まあ今日のような使い方なら広角レンズを逆さ付けすれば同じく画質はよいのだが、絞りを手で絞っている間ピントがずれないようにサポートするのは大変だ。下左は幼虫、指と大きさを比べて欲しい。右はギシギシにいたアブラムシ。後一月もすればものすごい数に増える
◎「海野和男とクラシックカメラ」
2001年から2002年にかけて最も力を注いだ本です。クラカメで撮影した小諸 の自然や昆虫の写真集。クラカメ図鑑としても使えます(こちらは野外でデジカメで撮影)。写真はデジカメも含め全てデータ付き。ホームページで直販する ことにしました。
こちら FONT>をご覧下さい。お買い求め頂ければ嬉しいです。
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