熱海は小諸と比べたらずっと暖かい。活動している昆虫もいて、その一つがこのクロナガアリだ。
草の種を採取して、巣に運んでいるところだった。冬でも働くなんて何と働き者のアリだろうと思われるかもしれない。実はクロナガアリは秋から春までしか働かず、他のアリが活動する頃には巣の奥深くに閉じこもってしまうアリだ。
主な食べ物は秋に多いススキなどの単子葉植物の種だ。それで種が多く取れる秋に活動を開始するようになったのだろう。他の雑食のアリと違って、狩りをする必用がないせいかとてもゆっくり歩く。
このアリ、小諸にもいるのだが12月には活動をやめてしまうようだ。小諸はクロナガアリにとってはそれほど住みやすくないのかもしれない。
50マクロではアリは小さくしか写らないから写真はトリミングしてある。アリの大きさはクロヤマアリよりほんのちょっと小さいぐらいだ。
E-1 50マクロ(トリミング)
今月の雑誌
・デジタルフォト 「自然のワンダーランド」4ページ連載中です。
今月は「蝶の越冬」成虫越冬しているキチョウやルリタテハの写真があります。他に別コーナーで4頁、シグマの12-24をD100につけて撮影した撮り下ろしの作例があります。これは先日の八重山での撮影。撮影から3週間も経たないのに印刷になります。といってもやはりWEBの方がリアルタイムですね
・デジタルカメラマガジン オオムラサキの幼虫
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