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海野和男のデジタル昆虫記

ウツボカズラの内容物

ウツボカズラの内容物
2003年10月30日

昨日の夕方見つけたウツボカズラの自生地に行った。昨夜からだいぶ雨が降ったが、不思議なことにウツボカズラの中の水の料はあまり変わっていない。
 このウツボカズラには雨よけの蓋がないから、どうするのかと思うが、恐らく植物自身が水の量を調節する仕組みを持っているのだろう。
 皿に1つの壺の中の内容物をあけてみた。同じ種類の小型の糞虫が2匹入っていた。他にはカネタタキか、クサヒバリみたいなコオロギなどが目立つ。糞虫の1匹は落ちたばかりであったが、匂いでも出して虫を引きつけているのだろうか。生きている蚊の幼虫と蛆のような虫がいてこれらは溶かしきれない虫の体にまとわりついて食べていた。これらの昆虫はウツボカズラに消化されない仕組みを持っているのであろう。
 次のページのウツボカズラには蓋がある。同じ場所に生えていたものだが、中に入っている死んだ虫は圧倒的にアリが多い。こちらは多分有りを引き寄せる蜜腺などを持っているのだろう。ウツボカズラも種類によってターゲットとする昆虫が異なるのであろうか
 

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