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【漫画】凹んだ時に救われる!「命が尊く思える」「1億点でも足りない!」繰り返し読みたい心にしみる絵本が反響

  • 2022年3月24日
  • Walkerplus

世代を超えて幅広い人の心を打つ、Karen Uji(@KarenUji)さんの静かな絵本が話題だ。なんだか思うようにいかない時、どうしたらいいかわからない時、心のもやもやを形にしてくれているような、自分の心の中を反映した絵本に「勇気をもらえる!」「落ち込んだ時にもう一度読みたい」と読者からの反響も大きい。今回は、作者のKaren Ujiさんに、作品を描くきっかけや作品について話を聞いた。

――本作は2014年の作品と伺いました。現在は、どのような活動をされているのですか?

他の形式で絵を描いたり、ZINEと他の印刷形態で遊んだり、ゲームを作ったりしていました。いろいろなことに手を出しすぎて絵本形式の作品は昔ほど頻繁に描いてませんが、今も気が向いた時に描き続けています。

――絵本のようなポエムのようなじわりと染みる作品が多いですね。作品を投稿されたきっかけを教えてください。

高校卒業後に単身で留学したのですが、何もかも新しい環境と周りに知人が誰もいない状態で初めてゆっくり自分と向き合うことができました。その時の想いや考えを日記のように綴った作品たちです。家を出て、初めての誕生日に合わせて投稿したのが始まりです。

――たくさんある作品の中で、どのエピソードが一番反響がありましたか?

初めて反響らしい反響があったのは「私と心とおえかきと。」です。pixivに投稿していたこともあって、絵を描かれる方々に共感して頂けたのかなと思います。もう一つは、書籍化もして頂けた「いつか君が子供を授かったとしたら」。あとは、個人的にも大切に思っている「それは確かに恋でした」です。10年間投稿してきた作品の中で、3位に入るくらい多くの方に読んで頂きました。とても光栄です!

――作品には、どのようなメッセージが込められているのでしょうか?

メッセージ性を込めた作品というつもりはなく、その時に感じたありのままの心情を日記のように綴っています。実は、どれも未来の自分や過去の自分に宛てるつもりで描いていました。時々、読んで下さった方からご自身にとって何かを見出されることもあるようで、それはそれでありがたいことだなと思っています。このように読み手の皆さんがさまざまな形で受け止めていただけると、とても嬉しいです。

――読者の皆さんにメッセージをお願いします。

何年も前に投稿した作品をいまだに読んでくださる方もいて光栄です。こうして自分の考えや気持ちを表現できる形を見つけられたのは、今でも本当に幸運だと感じているので、これからも風化させたくないことがあれば描き続けると思います。その時は、また読んで頂けたら嬉しいです!


作品は2014年の留学時代に執筆したものだが、今も風化せずに多くの人に読まれ続けている。心の核の部分に焦点を当てた作品も多く、大人になって読み返すとまた違う形でしっくりと自分の中に落とし込むことができる。繰り返し読みたくなる、心に染みる絵本だ。

取材協力:Karen Uji(@KarenUji)

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