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海野和男のデジタル昆虫記

今日のクラシックカメラ(コンタフレックス・プリマ)

今日のクラシックカメラ(コンタフレックス・プリマ)
2002年10月09日

僕らの世代にとってドイツのカメラは高嶺の花で、あこがれの的であった。その中でも比較的ポピュラーであったのが、コンタフレックスではなかったかと思う。
 コンタフレックスはツアイスが1953年に発売したレンズシャッター式の一眼レフカメラである。15年間に渡り10機種以上が生産された。
 馬鹿高いコンタレックスというカメラがあって、それはとうてい手が出ないというので、普及型の一眼レフがコンタフレックスである。安くてもちゃんとツアイスのレンズがついているし、前玉交換式で(初期のものは交換不能)望遠も広角も使えるというので人気があった。ポピュラーなのも当然で総生産台数は120万台にも上るという。
 コンタフレックスの後期のモデルのコンタフレックススーパーにはレンズに優雅な斜体のcontaflexというロゴが入る。これが人気の的であるらしい。しかしぼくが好きなのはこのコンタフレックス・プリマである。ペンタプリズムにそのロゴが入っている。1959年の発売である。全くそっくりなコンタフレックスラピードというカメラもある。違いはプリマのレンズがプロンターシャッターつきパンタールで、ラピードはコンパー付きのテッサーで、露出計がない点がプリマと異なる。コンパーもプロンターもツアイス傘下のドイツのシヤッターメーカである。
◎「海野和男とクラシックカメラ」新刊です。ライカ、ローライなど有名カメラから、日本製の一眼レフや、ロシア製のカメラまで多数収録。A4大型本、144機種のカメラで撮影した写真が400枚以上、全てデータ付きで印刷されています。詳しくはhttp://www.jinruibunka.co.jp/new_publish/new01.html#clacameをご覧下さい。

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