こんにちは、家事コツ研究員のヨネダです。
はちみつをしばらく使わないでおいたら「白く固まってしまった!」ということはありませんか?実はそれ、保存方法が問題かも。はちみつは正しい温度で保存しないと白く固まってしまうんです。
そこで今回は「なめらかな、はちみつをいつでも楽しめる方法」をシェアしたいと思います!
はちみつが白くなるのは、中の糖分が「結晶化」するからです。
冷蔵庫の中、冬場の寒い台所。こうした低い温度にさらされると、容器の底から結晶化がすすんで白くガチガチした塊になってしまいます。
ちなみに、はちみつの結晶化は「天然はちみつ」でよく起こるそう。そういえば、お土産などでもらった「質の良いはちみつ」ほどよく固まっていますよね…。
結晶化しただけなので食べても問題はないようですが、固まったままだと使いにくく、ジャリジャリとした食感も気になります。できれば結晶化させたくない!
冷蔵庫での保管を避けても、冬場になると常温でさえ結晶化してしまうことがありますよね。
そこで冷凍庫の出番です!はちみつが結晶化するのは5~15度。つまり、もっと低い温度をキープできる冷凍庫なら結晶化を防ぐことができるのです。
こちらは1週間ほど冷凍庫に入れたはちみつです。はちみつは凍らないのでガチガチにはならず、白い結晶も見当たりません。
冷凍庫から出したばかりだと固くて使いづらいですが、しばらく常温に置くとトロッとした状態に戻りますよ。
はちみつを冷凍するなら小分けにするのがおすすめです。ボトルごと冷凍するよりも早く元の状態に戻ります。
100均などで「食品OK」の小さなパックが売っているので、好みの量を入れます。
できるだけ空気を抜き、口を数回折り返してテープで留めてくださいね。
使わなくなった箱などを利用して、立てて収納すると便利です。
使うときは1~2分置いて、袋の端のはちみつを中央に寄せたあとにハサミでカット。折り返したところからクルクル巻いて押し出せば、手がベタベタになりません。
スープジャーで紅茶を作ってはちみつを1袋入れ、のどケア対策に飲んでいます。やさしい甘みに癒される~。
結晶化したはちみつは45~60度くらいのぬるめのお湯に容器ごと入れて、ゆっくりかき混ぜると元の状態に戻ります。
早く溶かしたいからといって熱湯を使ってしまうと、風味を損なうことがあるようです。
電子レンジで加熱して溶かすという人もいるようですが、製品によっては容器が破損してしまうことがあるのでご注意を!
冬場に結晶化するはちみつは「冷凍」がおすすめです。はちみつがジャリジャリになって困っている人は、ぜひやってみてくださいね。
文・写真/米田モック