ゴイシシジミは不思議なチョウである。幼虫は肉食でタケノアブラムシを食べる。成虫の食事もアブラムシの出す蜜だ。珍しいチョウというわけではないだろうが、どこでも極狭い範囲で発生しているのでなかなかお目にかかれない。アトリエ周辺では湯の丸高原や白樺湖など標高2000m近い場所で見るが、本当はむしろ平地に多いチョウだと思う。今日は上田で出会ったが、いつも行っている場所からほんの10m離れた場所なのに、今まで気づかなかった。発生地からほとんど離れないから見つけにくいのである。ちなみにゴイシとははねのウラの模様が碁石みたいというのでついた名である。
世界珍蝶図鑑(人類文化社)増刷できました。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.