深谷ねぎを自分で作って食べる「深谷ねぎオーナー」 今年も

  • 2025年5月2日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 農業を体験する企画「深谷ねぎオーナーになろう!」が5月11日、馬場ファミリー農園の野菜圃場(深谷市樫合)で始まる。(熊谷経済新聞)

 開講の様子。家族の思い出づくりや食育ができる深谷の体験コンテンツとして定着しつつある

 年4回にわたって「深谷ねぎ」を栽培し、収穫したネギをその場で焼いて食べる体験プログラム。同農園が毎年、「深谷農業笑(しょう)学校」と題して、「楽しみながら野菜作りや農業を知ってもらおう」と受講生を募り、野菜と人を育てている。

 今年は5月11日に開校し、機械で苗の定植と手植え作業、「深谷ねぎ」の講義でスタート。7月と10月に土寄せや除草などの管理作業、12月に収穫と焼きねぎ体験を予定している。「特に人気なのが収穫後の焼きねぎと煮ぼうとう。自分で収穫したてをその場で焼いて頬張ると、ネギ嫌いの子どもも夢中になっている」と副校長の馬場久江さん。校長で農園代表の馬場茂さんは「深谷ねぎを自分で作って食べてもらうことで、野菜にも農業にも深谷にも興味を持ってもらえたら」と話す。

 受講生はさまざま。夫婦だったり友人同士だったり、3世代家族もいるという。教務主任の馬場三恵さんは「子どもは遊びながら、親子で泥んこになって苗を植えたり、草取りをしたりして活動を楽しんでいる様子。野菜作りが初めてという人も、スタッフがしっかりサポートするので安心してほしい。軍手や長靴はレンタルもあるので手ぶらで来ても大丈夫」と笑顔を見せる。

 収穫量の見込みは、1組当たり約20キロ(約70~90本)。専用の畑(全長約10メートル)を用意して、受講生はその畑のオーナーになる。

 企画をバックアップするのはベジタブルテーマパークフカヤ。農業が盛んな深谷市全体を「野菜が楽しめるテーマパーク」に見立てて、何度でも訪れたくなる観光地を目指している。

 参加費は1組1万円。申し込みはインスタグラムのDMと電話(馬場ファミリー農園、TEL 048-572-7321)で受け付ける。当日は深谷駅から無料送迎バスを運行する。

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