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SOS! 四国のツキノワグマ

  • 2017年8月16日
  • NACS-J

四国はツキノワグマが生息する世界で最も小さい島

 アジアに広く分布するツキノワグマですが、島嶼での生息は、日本、台湾(3万6193km2)、中国の海南島(3万3210km2)に限られます。台湾や海南島のツキノワグマも絶滅のおそれのある個体群ですが、実は生息する島の面積が最も小さく、最も絶滅が心配されるのが、日本の四国(1万8804km2)の個体群です。「生物多様性」では「種内での遺伝的多様性」も重要です。本州に同じ種が残れば良いと考えるのではなく、四国の希少なツキノワグマもしっかり保全したいですね。

P13_山崎さまプロフィール
東京農業大学教授 山﨑 晃司氏

分布のはしを調べる「はしっこプロジェクト」

 四国の国有林には原生的な森林が残されており、ツキノワグマの重要な生息地となっています。林野庁四国森林管理局では、ツキノワグマの生息域を把握するため、環境省および四国自然史科学研究センターと連携した調査「はしっこプロジェクト」を、2014年度から実施しています。昨年度の調査で設置したセンサーカメラで、幼獣を含め新たな5頭が確認されるなどの成果がありました。今後も調査を継続するとともに、ツキノワグマに適した生息環境である豊かな天然林の保全に取り組んでいきます。

林野庁四国森林管理局計画課 松本 康裕氏

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