愛媛県内子町のバイオマス発電所が10月末に竣工
シン・エナジー株式会社は10月17日、愛媛県内子町寺村2478番地1にて、同社が設計・施工を請け負い、内子バイオマス発電合同会社が建設を進めてきた「内子バイオマス発電所」の竣工式を、10月31日に開催すると発表した。
竣工式は、当日の午前11時から同所にて、地元関係者のほか工事関係者、出資者、金融関係者等の出席のもとに開催されるという。
同発電所の定格出力は1,115kWで、この年間発電量は約883万kWh(うち送電量は年間約811万kWh)が見込まれていて、これは一般家庭約2,500世帯分の年間消費電力に相当する規模となる。
また発電した電力は、FIT制度を利用して四国電力株式会社へ全量売電する予定とのこと。
燃料として使用する木材は、全量を地元の未利用材のみを用いる地産地消型の小型発電所となり、発電規模2,000kW未満の商用小型発電所としては四国で初めての施設になる。
地元の貴重な資源を可能な限り有効活用
なお、システム全体の定格出力は小規模だが、発電端効率は33%超、送電端効率は30%超となり、これは3万kW級木質バイオマス発電設備の発電効率に匹敵するという。
発電効率の高い発電設備を用いるとともに、発電時に発生した熱をバイナリー発電設備で電力として回収することにより、高い発電効率を実現し、地元の貴重な資源を可能な限り有効に活用することとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
シン・エナジー株式会社 プレスリリース
https://www.symenergy.co.jp/news/release/