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セザンヌ、TIRTIR、&be人気の プチプラのクッションファンデって 実際のところどう?【徹底検証】

  • 2024年3月31日
  • CREA WEB

クッションファンデそれぞれの特徴をチェックしました。

 こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 前回から、クッションファンデを取り上げています。

 前回は、「クレ・ド・ポー ボーテ」のクッションファンデを使って、塗り方のコツをお伝えしました。

 今回は、クッションファンデを10種類以上試しコスパ・仕上がり・キープ力・安全性などを考慮した結果、「これは良いな」と感じた3つとクッションファンデ用のパフをご紹介します。


●セザンヌは、薄づきでツヤあり!

 価格順にいきますね。まずは一番リーズナブルなところから、セザンヌの「クッションファンデーション」(1,078円)。

「え、これ、1,078円なの? ……というか、千円のファンデってあるの?」と驚きながら試したのですが、意外にもとても良かったです。薄づきなのですが、ツヤ感がしっかりとあって、長時間のキープ力もあります。


中身はこんな感じ。パフに取ったファンデからもわかる通り、色はかなり薄づきです!

 そのため、顔全体を明るくするのに適しているのと、シミなどを隠す必要があまりない人のツヤ肌作りに良さそうだと感じました。

「じゃあ、シミが多い人はダメなの?」と思われるかもしれないのですが、エイジング世代の私からすると、実はこういう薄づきのものは「逆にアリ」です。カバーし過ぎると厚塗り感が出てしまうので、薄づきながらツヤを出してくれるファンデは貴重なのですよ。基本の肌作りをこれで行って、カバーが必要なところは重ねて塗るか、ラメやパール系を加えるなどのアレンジをすると、すっきり美肌が作れます。


薄づきですが、質感でカバーしてくれます。

 そもそもUVカット効果がしっかりあって(SPF50 PA++++)、なおかつ、「スクワラン、セラミドNP、ベルガモット果実エキス、ヒアルロン酸Na、アーチチョーク葉エキス」の5種の保湿成分と高保湿オイルを配合しているので、強いカバー力を求めるというよりも、ナチュラルにさっと塗っておきたい人は重宝すると思います。単品使用の場合は「石鹸で落とせる」のも、オススメの理由です。

●TIRTIR(ティルティル)は最新版が艶やか

 続いては、クッションファンデの代表格の一つ、「TIRTIR」。実は、私をクッションファンデに目覚めさせてくれたブランドです。


ティルティルのクッションファンデ5種類。写真中央下の「オーラ クッション」、左下の「クリスタルメッシュ クッション」は、一部公式サイト、店舗にて販売。

 前回お伝えした通り、久々に会った友人が美肌になって登場したので、「何かした?」と尋ねたところ、「クッションファンデを使い始めた」と言うのでこのたび調べたわけですが、彼女が使っていたファンデこそが、ティルティルの赤いパッケージ、「MASK FIT RED CUSHION(マスク フィット レッド クッション)」(2,970円)。

「マスク フィット レッド クッション」は、マスクをしていても崩れない、キープ力の高いファンデーションとして話題になったアイテムなのですが、実際に使ってみると、キープ力もカバー力も高く、ほとんどの難をカバーしてくれます。


かなり液体っぽい印象ですが、肌につけるとマットに早変わり!

こんな感じでしっかりカバーされます。

 ちなみに、ティルティルって5種類もあるので、「それぞれどう違うの?」と思うではないですか。そこでメーカーに問い合わせたところ、下図のような違いなのだそう。


左がマットで右がグロウ、上に行くほどハイカバー。なお、価格はすべて同じです。

 私は全種類を試しましたが、確かにそれぞれで全然違いました。腕で見せるとこんな感じです。


上から、パッケージ色別に「クリスタル」「シルバー」「赤」「黒」「ピンク」です。

 一番上の「クリスタル メッシュ クッション」は発売が一番新しいもので、写真で見ると薄づきですが、きらめくツヤ感があって「厚塗り感」が出ないので、私は一番好みでした。なお、こちらはセール時以外では、基本的に店舗販売のみとのことです。


「マスク フィット クリスタル メッシュ クッション」。きらめくツヤ感でカバー。

 先ほどの赤、「レッド クッション」と比較すると、こんな感じです。


左が「クリスタル メッシュ クッション」。右が、「レッド クッション」。左は薄く見えますが、カバー力も◎。

 「レッド クッション」は、「塗っている感」がしっかりあるので、ナチュラル仕上げとはいかないのですが、逆に言うと、「ちゃんとメイクしている感」が出るので、このあたりは好みが分かれるところでしょう。

 さらにマットにしたい人はピンクの「オールカバー クッション」、カバーがさほどいらない人でマット好きな人は黒の「マスク フィット クッション」、グロウ好きでカバー力がいらない人はシルバーの「オーラ クッション」というふうに、選び分けるとよいでしょう。

●&beはバランスが抜群

 もう一つ、人気のクッションファンデで良かったものをご紹介しておきましょう。「&be(アンドビー)」の「&be クッションファンデーション」(3,520円)です。

 こちらはツヤ感とマット感のバランスがちょうど良く、厚塗り感もなく、キレイなツヤ肌を実現してくれる印象を受けました。


パフに取ると薄づきに見えますが、カバー力も抜群。

 肌に塗るとしっかり発色して、予想以上にカバーしてくれます。


肌にのせると、色が引き出される印象でした。

 保湿成分配合で、メイクしながらも肌を守ってくれる上、ノンケミカル処方で肌に優しく、石鹸とお湯でオフできるのも、好ポイントです。

 なお、今回ご紹介した3ブランドを比較するとこんな感じです。


上から、「&be」「TIRTIR(赤)」「セザンヌ」です。

 カバー力、ツヤ感は三者三様でしたが、キープ力はどれも高かったので、自分の肌質と好みで選べばいいと思いました。

●クッションファンデ用パフもオススメ

 最後に、「プラスα」情報として、クッションファンデ用のパフもご紹介しておきましょう。

 クッションファンデは、「パフがファンデーションを吸い過ぎるので、早く減る」という印象を私は持っているのですが、そんな印象を払拭してくれるのが貝印の「ファンデーションが染みこみにくいパフ(クッションファンデ用)」(495 円)です。


ファンデーションが染みこみにくいパフ(クッションファンデ用)(貝印)。

 このパフは多層構造になっているため、リキッドが内部に染みこみにくく、使うファンデの量を抑えられるのです。


こんな感じの作りなのだそう。

 このアイテムよりも先に、「ファンデーションが染みこみにくいパフ」というアイテムが発売されていたのですが、クッションファンデのケースに収まるコンパクトなサイズと厚みに改良されたのが今回ご紹介したタイプ。


左がクッションファンデ用。右が先発のもので、より厚みがあります。

 クッションファンデ用は、「薄くなった」といっても弾力感は先発のものと変わりなく、薄いながらもしっかりパフパフできるので、肌にのせると気持ちいいですし、ファンデもムラなくキレイに塗れます。とても使いやすくて優秀です。なお、先発のものも、ケースには収まらないかもしれないけれど、ナチュラルに仕上げられるので、持っておいてもいいかもしれません。


薄く見えますが、弾力感はかなりあります。

 さらに、この2つ以外にも、以前のコラムでご紹介したパフやスポンジがクッションファンデにも使えるので、よかったら再読してみてください。


にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク〜に綺麗になろう!』

文・写真=にらさわあきこ
撮影=釜谷洋史

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