エネルギーリソースアグリゲーションビジネスの実証事業
エフィシエント株式会社は、2019年6月6日、エネルギーリソースアグリゲーションビジネスの実証事業を開始したと発表した。
同社は、小売電気事業の運営に関わる業務をワンストップでサポートしている企業。今回の実証事業は、経済産業省『平成31年度 需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業費補助金(VPPアグリゲーター事業)』に採択されたことを受けて、開始されている。
エネルギーリソースを統合的に制御
今回エフィシエントが開始した実証事業は、エネルギーリソースを供給力・調整力などとして活用するビジネスモデルの構築や、ネガワット取引活用の機会拡大を、目的としている。高度なエネルギーマネジメント技術を用いてバーチャルパワープラントを構築し、社会課題を解決する革新的なシステムやリソースアグリゲーション事業の確立を目指すという。
バーチャルパワープラントとは、散在するエネルギーリソースを統合的に制御することで、発電所と同様の機能を仮想的に構成したもののことを指す。再生可能エネルギーの発電設備や蓄電池などのエネルギー設備、またディマンドリスポンスなどの取り組みを組み合わせることで、電力創出・調整機能を生み出している。
エネルギーマネジメント技術の高度化に向けて
エフィシエントは、2017年度の同事業において、九州地域での蓄電池に対する遠隔制御の実証を担った実績を持つ。また2018年度は、2つのコンソーシアムに参加し、エネルギーマネジメント技術の高度化に向けた取り組みも実施している。
2019年度の同事業でも、引き続きバーチャルパワープラントのリソースの導入を進めると共に、卸電力取引市場の取引価格に連動した制御の実証などを行う予定だという。
(画像はエフィシエントの公式ホームページより)
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2エネルギーリソースアグリゲーションビジネスの実証事業を開始 - エフィシエント株式会社
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