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関西電力ら、1万台規模の蓄電池制御試験を実施

  • 2019年5月23日
  • エネクトニュース
需要家の蓄電池を制御サーバが秒単位で遠隔操作
関西電力は5月22日、エリーパワーおよび三社電機と共同で1月に実施したVPP(バーチャルパワープラント)実証試験の結果を発表した。

試験では関西電力と日本電気が構築した蓄電池群監視統御システム「K-LIBRA」が用いられた。電力系の中央から出された制御指令を「K-LIBRA」が中継して1万台の蓄電池へ順番に送信。1万台目への通信が3秒以内に届くことを確認した。

実際には1台目にエリーパワーの家庭用蓄電池、1万台目に三社電機の産業用蓄電池を接続した以外、残りは模擬の蓄電池。しかし1万台規模の蓄電池の充放電が秒単位で遠隔制御できる技術を確認した、国内初の取り組みとなった。

電源の分散が進みVPP技術の開発に大きな関心が
太陽光発電の導入や蓄電池の普及が進み、多数の電力源の周波数を制御するVPP技術への関心が高まっている。

実証で用いられた制御システムは各蓄電池の充電状態に関する情報を受信し、それに基づいてそれぞれの制御情報を算出して充放電の指示を伝える。今回の試験はシステムの性能を検証し、多数の蓄電池に秒単位の応答性能があることを確認した。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

関西電力 リリース
https://www.kepco.co.jp/souhaiden/pr/2019/0522_1j.html

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