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東芝独自技術で発電量の予測誤差9.8%改善

  • 2019年7月21日
  • エネクトニュース
予測精度と実用面が評価された
株式会社東芝が開発した高度な予測技術が「太陽光発電量予測技術コンテストPV in HOKKAIDO」においてグランプリを受賞した。

同コンテストは東京電力ホールディングス株式会社と北海道電力株式会社共同開催で約70団体が応募。同社の技術は精度と実用性、発展性において総合力を評価され受賞した。

設置条件が不明でも高精度に予測可能
同予測技術は独自のAIを活用したもので、独自運用している数値気象予報モデルから得られたデータを活用している。

太陽光発電設備の性能や設置条件が不明な状況でも発電量の予測誤差を改善した。

これは工学モデルと機械学習を融合させ、過去のデータや気象予測システムのデータを活用し設置条件などを推測するAIが発電量を高精度に予測したためだ。同技術適用前と比べ予測誤差は9.8%改善された。

同社が開発した予測技術では、発電量に影響の多い日照強度について、実測値をAIへフィードバックし予測値との誤差の傾向を学習させ予測精度を高めている。

効率的な需給運用に寄与
再生可能エネルギーの発電量は気象条件に影響されることが多く安定供給の面で課題となっている。

太陽光発電の事業者は安定的な電力供給を行うために、電力需要と発電量を正確に予測し需給計画をたてることが必要となる。同技術は電力事業者の効率的な需給運用に貢献する。

(画像は株式会社東芝ホームページより)


▼外部リンク

株式会社東芝ホームページ
https://www.toshiba.co.jp/rdc/detail/1907_02.htm

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