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海外旅で一番聞きたくない「出国不可」 まさかの緊急事態に直面した漫画家の体験談にハラハラ【作者に訊く】

  • 2024年4月26日
  • Walkerplus

今年も近づくゴールデンウィーク、おでかけの合間や移動中、はたまた家でゆっくり過ごす時にも、スマートフォンやタブレットで読めるWEB漫画はぴったり。ウォーカープラスがGWにおすすめする漫画作品の中から、漫画家の五箇野人(@gokayajin)さんの個人制作作品「海外の空港で出国不可を宣告された話。」を、作者の五箇野人さんのコメントとともに紹介したい。

■「ただことじゃない」耳を疑う「出国不可」の宣告
「つかれたときに読む海外旅日記」「海外 縁にまかせて歩くだけ。」(ともに小学館、単行本5巻/2巻は2024年5月10日同時発売)など、自身の海外旅の体験をベースに作品を描く五箇野人さん。SNSやブログでも作品を発表しており、「海外の空港で出国不可を宣告された話。」は中南米を旅する最中、空港で“入国スタンプがない”と指摘されることからピンチに陥った際の出来事をつづった長編エピソードだ。

まさかの「密入国」の容疑者となった五箇野人さんは、疑いが晴れない限り日本に帰れないと職員から重い宣告を下される。宿で落ち着いて状況を整理しても、帰国便のチケットの予約が無駄になり、代わりの便のチケット代や予定を超えての滞在費がかかり、さらに仕事のスケジュールもぐちゃぐちゃと、「ただことじゃない」と事の深刻さが浮き彫りになるばかり。頼れるものの少ない異国の地で、五箇野人さんが出国を迎えるまでの顛末を追った作品となっている。

■長い海外旅の中での初の「密入国疑惑」を描いたわけ
これまで世界各地を幾度となく旅してきた五箇野人さんにとっても前代未聞の出来事だったそうで、「特に入国自体が問題なくできたあとの国内移動での出来事だったので、全く予想しておらず身構えてなかった分、衝撃が大きく感じました」と当時の心境を振り返る。

こうした大トラブルを描いたきっかけについて、五箇野人さんは「自分としても初めての出来事だったので今後、旅をする方たちの参考になればと思い、漫画で共有しました」と話す。本作をはじめ長編のエピソードを描く際は、「『印象に残っていること』が『人に届けたいこと』と直結してるかなと思っているので、印象に残っていることをピックアップしています」と、体験の選び方を教えてくれた。

作中では大使館・領事館への連絡をはじめ、できることが限られる中での五箇野人さんの対応が描かれる一方、出国ができるか分からない中、伸びた滞在を楽しむ一幕も。こうした前向きな過ごし方ができた理由について、「予定外のことがあっても『これがいい出会いにつながる』はいつも思っていることです」という心構えがあったと五箇野人さんは語る。

「旅はいつもほぼ計画通りにいかずイレギュラーな事態ばかりなのですが、そのタイミングのズレやさまざまな変更が、結果的にいい人との出会いに繋がっていたりして、『アレがなかったら出会えてなかった』という体験をたくさんしているので。トラブルの際も、一旦ヘコんだあと、それを思い出して自然とポジティブに考えるようになっています」

取材協力:五箇野人(@gokayajin)

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